『私は臆病なんです』とか『自分はいつも慎重過ぎてしまうんです』ということを
聞くことがよくあるんですが、
その場合、そんな自分を責めてしまいがちになると思います。
そのため過度な不安や心配をしすぎてしまう前に
自分を責めるのはちょっとお休みしてみましょう。
というのは、心配や悩むこと、臆病になってしまうことは
生きていくために必要なことであり正常なんです。
祖先が心配したり警戒することによって
何代も何代も命のリレーを繋いで今の私達がいます。
心配や不安は生き抜くために備わった能力でもあります。
例えば、原始人が狩りに出掛けて何の心配も警戒もせずにいたら
マンモスに踏みつぶされてしまいます。
なんでもかんでもプラス思考だとそれはただの無鉄砲です。
命はいくつあっても足りません。
命を守るために身の危険を感じたら回避できるように
不安や心配や警戒をするという能力が備わっています。
つまり、私たちのDNAには”ビビリ”の情報も刻まれています。
さらに言えば私たちは”ビビリの末えい”、”ビビリの子孫”なんです。
だから臆病な一面であったり不安になったり心配したりというのは
ごく自然なことですから何ら恥じることはありません。
ただ、一つ言えることは今は原始時代でもありませんから、
マンモスに踏みつぶされることもありません。
サーベルタイガーに教われることもありません。
死と隣り合わせという時代でもないので
過度に心配することもありません。
それでも不安や心配になれば自分を責めずに
『私らはビビリの子孫なんだからこの感情は自然なこと♪』と思ってみることです。
そして、途中でも書いたように何でもかんでもプラス思考にする必要はありません。
そんなことをしたら赤信号でも気にしなくなりますし
事故に遭う確率も高くなります。
健康のことも何も気にせず病気になってしまいます。
多少の不安や心配というストレスは必要です。
動物界でも同じことが言えます。
恋に落ちたオスのインパラ(草食動物の鹿みたいなやつ)が
目がハートになったままサバンナの草原を歩いていたら
すぐにライオンに食われてしまいます。
恋に落ちたインパラでも周りを警戒して、襲われないだろうかと心配しています。
人も動物も”ビビリのDNA”が組み込まれています。
変な日本語ですが、
自信を持ってビビリましょう!
それは自然なことです。
合掌。
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