11/14 そんな考えもあるよね(さばきをてばなす)

色んな人と接すると思います。
色んな人を見かけると思います。
そして色んな人の『欠点』を見付けてしまうときが
あると思います。

そんなときは「あれは間違っているだろ」
「その考えはおかしいだろ」
「それって非常識じゃないか」と
心で裁いてしまったりします。

人は完全体ではありません。
だから魂はこの世にやってきて『肉体』という着ぐるみを
まとって色んなこと体験したり学んでいくのです。
なので誰かを裁いてしまうことはなにも間違っていません。
でも裁きっ放しだと貴重な一日をイライラの思いや
不満の思いを【思いの時間】に多くの時間を
費やしてしまいます。
すると色んな形でイライラしたり不満を持つ出来事が
現実世界で起きてしまいます。

一日でもかまいません。
何日かに一回でもかまいませんので
もし誰かの欠点や嫌な一面を見たときに
こう思ってみてはいかがでしょうか。
『ああいう人も中にはいるよね』または
『中にはそういう考えの人もいるよね』と。
そこには【心の裁き】はありません。

そして関係が近ければ近いほど、
(例えば親、兄弟、夫婦、彼氏彼女、子供、職場の人たち)
自分が望んでいた答えが相手から返ってこなかったり
自分が思っていた行動を相手がとってくれなかったりすると
相手に直接文句を言わなくとも心の世界で裁いてしまいやすく
なります。

心で裁くと不満や不安などが生まれます。
たまには『ああいう人も中にはいるよね』
『中にはそういう考えの人もいるよね』
そしてこう思ってみるのです。
『それがたまたま近い存在の人だったんだ』と。

私もそうでした。
私の父親、弟は見えない世界の否定派です。
最初は私も『分かってくれよ』
『いや、だからそうじゃなくて。。。』と必死に分かってもらおうと
していました。
もしかすると私の中には、近い存在であればあるほど、
『自分と同じ価値感や考え方、生き方などが同じでいてほしい』という
前提の元、接していたのだと思います。
だから理解してもらえなかったり、否定されると
心で裁いていたのだと思います。
今でも父親や弟は見えない世界に関しては否定的です。
でも『ああいう人も中にはいるよね』
『中にはそういう考えの人もいるよね』
『それがたまたま親や兄弟だったんだ』と思うようにしてからは
価値感や考え方、生き方は違って当然だという前提の元
接することができました。

家族や職場、その他人間関係でギクシャクしている場合、
『ああいう人も中にはいるよね』
『中にはそういう考えの人もいるよね』と
思ってみると段々楽になってきます。

多くの方が心穏やかでありますように。

合掌。

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11/14   そんな考えもあるよね(さばきをてばなす)_c0111102_14284593.gif
by hal-min | 2008-11-14 14:30 | こころ


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