７／２６ らっきょうも先生（きらいがすきに）

苦手な食べ物。
らっきょう。
見た目からして苦手でした。
ツルツルピカピカしてて。。
噛んでみたらカリコリするし。。
そこに独特の匂いも加わると。。

小さいときのあの強烈な記憶は大人になっても
忘れることがなく、
ずっと避けてきました。

そんな遠い記憶だけが大きく大きく膨らんで
というよりも自分の意識していないところで
膨らませていたのかもしれません。
『らっきょうは不快にさせるものだ』と
自動的に頭にすり込んでいたのかもしれません。
だからこの歳になっても避けてきたのだと思いました。

でもこの間、らっきょうを食べる機会がありました。
小さいときからの思い込みもあったので
めちゃくちゃ抵抗感がありましたが、
食べてみるとまぁなんて美味しいこと！
『うわぁ！マズい！大嫌っい！』と思ったのが
忘れもしない７歳のとき。
あれから３０年。
こんな美味しいものを、当時の思い込みから
避けてきたことをもったいないと思いました。

でもこの先、間違いなく、
『らっきょうは不快な気分にさせる嫌なものだ。
あんなものを食べるなんて間違ってる。
それにツルツルピカピカしてるなんてどうにかしてる』と、
裁くことはなくなったと自信を持って言えるようになりました。

裁くことをやめたららっきょうに対する不快感や嫌悪感、ストレスは
一切なくなりました。
この間から自ら進んで食べられるようになりました。
『あ〜美味しい♪』って。
とっても楽になりました。

やはり、何に対しても裁きは心身共に
良くない状況を育ててしまうんだと改めて実感しました。

しかしもの言わぬらっきょうから気付きをいただけるなんて。。。
人だけが教師と思ったら食べ物も教師ですなぁ。
生きてて良かった。

ありがたやありがたや。

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