１０／１６ 物語（ものがたり）

今日、数年前から親しくさせていただいている
社長さんのところに用事があったので行ってきました。
数ヶ月前は『この不況でウチの会社もヤバいかもしれん』と
言っていたのですがうれしいことに
不況の「ふ」の字もないほど忙しそうでした。

というのも以前その社長さんと話しているときに、
珍しくあまりにも不安そうだったので
「なんで不況と社長んところの会社を結びつけますのん？
不況という点と、ウチの会社という点を結んで
どんどんダメになっていく物語を一日中考えているから
その通りになっていますやん。
その物語がどんどん現実になっていって
願いが叶っていますやんか！」と言うと、
顔色を変えて『ほんならその逆をやったらええんやろ！！』と
怒りまくって大きな声で言いました。
（この方は怒りのパワーをジェット噴射のようなやる気に変える
方なのでしょんぼりしていたら怒らせます。でも
怒ったらホントに怖いので怒らせる加減が難しいです）

それから数ヶ月経って、今日。
会社の状況はガラッと変わっていました。
同業者が次々と馬力をなくしていってるのに
その会社は馬力が相当上がっていました。
社長さんはあれから『不安な物語』を
『ワクワクする物語』に切り替えたそうでした。
起きてうれしい出来事、
どんなことが楽しいか、
社員が喜んでいる表情、
注文の電話がなりまくって
注文のファックスも次々と届いて、
みんながうれしい悲鳴を上げている、
下向きだった売上がグングン上がってくる、
社員も喜ぶ、社員の家族も喜ぶ、
みんなが潤えば次は社会に還元できる。など
頭に思い浮かんだワクワクするような物語を
次に事細かく紙に書いていったそうです。
そしてお風呂に入ってフッと気を抜いたときに
『これだ！』というアイデアが浮かび、
それを一気に進めていき今に至るそうです。

そのような話を聞けるというのはホントに
うれしいことです。

その社長さんは言っていました。
『な？ワシなかなかやるやろ？』と
何ともいえない表情をしていました。
この数ヶ月間の経緯を聞かせていただいて本当に
私も気分が良かったです。

で、気分が良いまま帰ってきて気付きました。
社長さんに肝心な用事を聞き忘れていました。
何しに行ったんやろ。。。と思いましたが
『どのような状況でも、どのようなことも
諦めていなければ叶う！』ということを
学びに行ってこいという出来事だと思いました。

追伸：聞き忘れていた用事の件は帰宅後、電話で済ませました。。。

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