この前、あるブロガーさんと電話で話をする機会がありました。
正しく言えば『ブロガーだった』のですが。。。
10年近く前になんとなく書き始めたブログが
次第にアクセス数も増えて
いろんなランキングに参加して上位に入りだした頃から、
最初は楽しかったけど、
気付けば常に自分が何位か気になって
仕事中もランキングのチェックや
他のサイトで自分のことを書かれているか
もし書かれていたらそれがどんな内容か
寝ても覚めてもパソコンか携帯を手放せなかったそうです。
そんな状態を何年も続けて、自分がまるでデイトレーダーみたいであること、
時間を支配しているのではなくて
時間に支配されていること、
ランキングが上がったり下がったりその都度
一喜一憂している自分に気付いたそうです。
その話を聞いたときに
これをいつかブログに書いてもいいですかと聞いたところ
オッケーをもらえたので
今回書きました。
彼女は『これは何かが違う!』とか『楽しくない』と気付いた瞬間から
書くのをやめて、心機一転新しいブログを書きだしたのですが
”書きたいときに書く”ということを最優先にして
いまはとても充実した毎日を送っているそうです。
私も毎日書いていて『書かねばならない』、ねばならないと”ねばねば人間”に
なってしまっていたこともあります。
、、、、と、この話はブログを書く人に限ったことでしょうか。
この記事を書こうと思ったのも
こうした『ねばならない』はブログを書く人に限らず
私たちの日常にたくさん潜んでいるんじゃないかと思ったり、
時間を支配するはずが支配されている人が多く感じたので
書きました。
与えられた仕事やすべき仕事は”ねばならない”は必ず必要だと思いますが
あまりにもその気持ちを強め過ぎると
考えもガチガチになってしまいます。
同時に、”真面目”が”真面目すぎ”になってしまいます。
いまやるべきことは何か、
いまやらなくていいことは何か、
いま考えるべきことは何か、
いま考えなくていいことは何か、
いますること、
いましなくていいこと、
これらも一緒くたになってしまいます。
ブレーキとアクセルを同時に踏んでも進めません。
『それは今すべきことだろうか、今しなくていいことだろうか』、、これが頭の片隅にあれば
時間に支配されたり、とるにとらないことで
一喜一憂もしなくなるんじゃないかと思います。
何ごとにも真面目なのはとてもいいことです。
ただ、真面目すぎにならないようにしていきましょう。
頭も体もガチガチになりまっせ。
合掌。