A:『何がいい?』
B:「なんでもいい」
A:『じゃあこれなんかどうかな』
B:「え〜、それはイヤ」
A:((『なんでもいいって言ったくせに』))←心の声
このようなやり取りがあった方は多いのではないでしょうか。
今回は、日常生活でよくあるやり取りのひとつ、「なんでもいい」という
返事に対する心理について掘り下げてみようと思います。
皆さんも経験があるかもしれませんが、
友人や家族との会話で、「何がいい?」「どこに行きたい?」と聞いたときに、「なんでもいい」「どこでもいい」という
返事をされることがありますよね。
ところが、具体的な提案をすると、
「え〜、それはイヤ」と言われてしまうことがありますよね。
このような行動には、いくつかの心理的要因が絡んでいる可能性が非常に高いものです。
一つ目のケースでは、相手が「なんでもいい」と答えることで、
自分の意見や希望を抑えて相手の期待に応えようとする場合があります。
しかし、具体的な提案が出されると、
実は自分の本当の気持ちが異なることが明らかになり、
その時点で「イヤ」と拒否することがあります。
また、相手が「なんでもいい」と答えることで、
自分の責任を軽減しようとする場合もあります。
具体的な提案をしないことで、
その場で起こる可能性のある問題やトラブルから逃れようとする心理が働いているのです。
ここまで読んで『じゃあそういう人はめんどくさい人』だけで片付けるのは
ちょっと勿体無いのでもう少し読み進めてください😄
一度「なんでもいい」と言ってしまうと、
それに反する提案を受け入れることが難しくなります。
そのため、次々と提案が出されても、拒否してしまうのです。
なので少し視点を変えてみるのはどうでしょうか。
相手が「なんでもいい」と言ったくせに提案を受け入れないという
状況が生じた時は、
『相手の本当の意見や希望を引き出すスキルを上げてみるチャンスだ!』とか、
『相手の「なんでもいい」という言葉に対して、ただ受け入れるのではなく、
相互理解を深める努力をしてみる成長の機会をこの人は与えてくれるためにこの役割を演じてくれているのかも』というような
視点に変えてみるチャンスと捉えてみる。。。というように。
そして最後にもう一つ。
「なんでもいい」とこのような行動に陥ってしまう人には、
いくつかの特徴があります。
例えば、自己主張が苦手な場合、自分の意見や希望をはっきりと伝えることができず、
「なんでもいい」という返事をすることで、他者との衝突を避けようとする傾向があります。
また、決断力が弱い場合、自分の選択肢や意見を明確にすることが難しく、
「なんでもいい」という返事をすることで、
対人関係での安定を求める傾向がある場合、他者との関係を損なうことを恐れ、
「なんでもいい」という返事をすることで、相手の期待に応えようとすることもあります。
これらの様々な要因が絡んでいるため、
提案を受け入れない一方で、「なんでもいい」という返事をする人が出てくることがあります。
とはいっても「なんでもいい」、「どこでもいい」は
言割れるたびに困ってしまいますから
その都度我慢ばかりすることはありません。
『じゃあ決まったら教えて』とか『じゃあどうしたいの?』と返してみるのもアリです。
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