10/10 たらいの水

二宮尊徳(二宮金次郎)さんの「たらいの水」の教えは、

非常にシンプルで深い意味が込められています。


その中でも今回は”たらいの水”について。


『たらいの水?それのどこが学びになるの?』と思われる方もいるでしょう。


これは、たらいの中の水を自分の方に引き寄せようとすると、

かえって水は遠ざかります。


必死にこっちに引き寄せようとすればするほど、

遠ざかります。



反対に、向こう(相手の方)に押しやると、

自分の方に戻ってきます。


押せば押すほど、たらいの中で波が大きくなり

自分の方に返ってきます。



この教えは、自分自分な行動よりも

他者を優先する姿勢や利他の精神も大事にしましょうねということを表しています。


自分の利益ばかりを考え、自己中心的に行動すると、

その分、周りの人々からも距離を置かれることになりますが、

他者の幸せや成功を心から願い、行動することで、

そのエネルギーが巡り巡って自分のもとに返ってくるという原理です。


これは時代がいくら変わろうが普遍のものだと思います。


現在でも、この教えは多くの場面で適用できます。


例えば、仕事の場では、自分の利益ばかりを追求するよりも、

顧客やチーム、取引先の満足度や利益を考えて行動することが重要です。


そうすることで、結果的に信頼を得て、

長期的に大きな成果や成功に繋がります。


同じように、プライベートな人間関係でも、

友人や家族に対して、自分の都合ばかりを優先するのではなく、

相手の気持ちや状況を理解し、

助け合う方が、関係がより深まり、温かいご縁が築けます。



二宮尊徳さんの「たらいの水」の教えは、

まさに「自分を中心に考えるのではなく、他者に対して誠意を持って行動しなさい」というメッセージです。


これは、周囲との調和や感謝の心を持ち、

自分も他者も尊重することの大切さを教えています。



私たちが日々の生活の中で、

どれだけ自分以外の人々に心を向け、

相手の立場になって行動できるかが、

自分自身の成長に繋がることを示しているのです。



この教えから学べることは、短期的な利益にとらわれず、

長期的な視野で他者を思いやり、行動することの重要性です。


人を妬んだり恨んだりするよりも、

人の幸せを願うことが、自分の周りにポジティブな波動を広げ、

自分自身にもその良い波動が返ってきます。


そのためには、まず、たらいの水を満タンにしましょう😀



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by hal-min | 2024-10-10 02:19 | こころ | Trackback


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