2/3 期待と信頼の違い

私たちは日々、誰かに「期待」しながら生きています。

家族、恋人、友人、職場の同僚などなど。。。


「こうしてほしい」「こうあるべきだ」という思いを無意識のうちに抱き、

それが叶わなかったときに、がっかりしたり、怒ったり、不安になったりします。



しかし、この「期待」というものには常に不安と恐れ、

そして失望がつきまといます。


なぜなら、「期待」は未来に対して自分の理想を押し付けることだからです。


「こうなってほしい」と願う一方で、「もし裏切られたら」

「期待通りでなかったら」という不安が生まれ、

相手の言動をコントロールしようとしたり、

勝手に失望したりしてしまうのです。



一方、「信頼」には不安も恐れもありません。


信頼とは、相手をそのまま受け入れ、相手の選択や行動を尊重すること。

自分の願い通りに動いてくれるかどうかは関係なく、

相手の存在そのものを信じることです。


信頼には、「こうであってほしい」という押しつけがなく、

「あなたはあなたのままで大丈夫」という安心感があります。



たとえば、「友達が大事な約束を守ってくれるかどうか」を考えたとき、

もし「守ってくれなかったらどうしよう」と不安になるなら、

それは期待であり、まだ信頼には至っていません。


しかし、「この人はきっと誠実に向き合ってくれる」と思えるなら、

それは信頼です。


もし約束が果たされなかったとしても、「何か事情があったのだろう」

「この関係はその程度のものではない」と冷静に受け止めることができます。



では、どうすれば期待ではなく信頼を持つことができるのでしょうか?


その鍵は、「相手を変えようとしないこと」、

そして「自分の心を整えること」にあります。


期待とは、自分の思い通りにしようとする気持ちが生むものです。


だからこそ、相手に過度な期待をせず、

「相手は相手の人生を生きている」と受け入れることが大切です。



また、自分自身に自信を持つことも重要です。


なぜなら、他者に過剰に期待してしまう人ほど、

自分の心が満たされていないことが多いからです。


「誰かにこうしてほしい」と期待するのではなく、

「自分がどう在るか」に意識を向けることで、

自然と相手への信頼が生まれます。



期待には恐れがつきまとう。しかし、信頼には安心がある。
もし誰かに対して不安を感じたら、

「それは期待なのか、それとも信頼なのか」と、

自分の心に問いかけてみてください。


期待を手放し、信頼を育むことで、

あなたの心は驚くほど自由になり、

人間関係も驚くほど豊かになります。


と、そんなことを書いている私もまだまだです笑


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by hal-min | 2025-02-03 23:02 | こころ | Trackback


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