２／１３ 諸行無常を受け入れる生き方

人生には常に風が吹いています。

時には追い風が吹いたり、

驚くほど物事がスムーズに進むこともあれば、

時には逆風が吹き、どんなに努力しても思うようにいかないこともあります。

しかし、一つ確かなことは、「今の状態が永遠に続くことはない」ということです。

この考え方は、仏教の根本的な教えである

「諸行無常（しょぎょうむじょう）」に通じています。

諸行無常とは、「この世のすべてのものは移り変わる」という真理を示す言葉です。

美しい花が咲いても、やがては枯れ、また芽が出ます。

穏やかな天気が続いても、やがて嵐が起きてまた穏やかな時がきます。

私たちの人生も、決して一つの状態のままではなく、

刻一刻と変化し続けています。

辛いときには、「この苦しみが一生続くのではないか」と

感じることがあるかもしれません。

しかし、どんなに長い冬も必ず春が訪れるように、

どれほど苦しい時期でも、それがずっと続くことはありません。

今の円安も腐った政治も物価高もそうです。

永遠ではありません。

これは「悪いことが永遠に続くことはない」という救いのメッセージでもありますよね。

一方で、楽しいときや順調なときもまた、永遠ではありません。

成功が続くと、人はつい慢心しがちになります。

「もう大丈夫だ」「自分は特別だ」と思った瞬間に、

思わぬ落とし穴が待っていることもあるのです。

だからこそ、調子が良いときこそ「風向きが変わる時が来る。

その時に備えて、気を引き締めておこう」と意識することが大切なのです。

成功している時にこそ謙虚でいる人は、

逆境が訪れたときにも崩れません。

なぜなら、心の準備ができているからです。

逆に、苦しい時期を「学びの時」として受け入れた人は、

いざ追い風が吹いたときにその流れをしっかりと掴むことができます。

諸行無常の本質を理解し、「すべては移ろうもの」と捉えることで、

私たちはどんな状況にも動じにくくなります。

執着せず、流れを受け入れることができれば、

必要以上に落ち込むことも、

逆に驕ることもなくなります。

順境のときは驕らず、逆境のときは腐らず。。。

どんな時でも「今の状況はいつか変わる」と理解して、

目の前の出来事に一喜一憂しすぎないこと。

それが、どんな風が吹こうとも、強く生き抜く力になるのです。

だからこそ、どんな時でも「今できること」を積み重ねていくことが大切です。

心を整え、自分を磨き、備えておこう！

そうすれば、風向きが変わったとき、

私たちは最高のタイミングでその流れに乗ることができるのです。

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