3/4 教師と親、それぞれの役割

仕事以外の場で、教師の方とお話しする機会が時々あり、

毎回思うのは、心身ともに疲弊されている方が

いかに多いかということを痛感します。



いまの学校現場は、かつてとは大きく変わりましたね。


ただでさえ教育の現場は忙しいものですが、

最近では「叱ることができない」「叱っただけで保護者からクレームが入る」といった状況が広がったり、

そうかと思えば先生同士のいじめや、窮屈な人間関係など、

教師の負担は増す一方です。



それに加え、とんでもない業務量。。。。

授業の準備、部活動の指導、保護者対応、事務処理など、

多岐にわたる業務が押し寄せ、疲弊してしまうのも無理はありません。


聞いている私がクラクラしてしまいそうでした。


そこで、『教育とは、学校とは何か』について改めて考えてみました。


そして、本来何のためにあるのか。。。。


私なりの考えですが、

社会に出た時に困らないように学問を教えるのが学校であり、

人として正しい道を歩めるように導くのが親の役割ではないかと思いました。


しかし、今の世の中では、そのバランスが崩れています。


学校が「勉強だけを教える場所」であるのに加えて、

親が子どもの躾(しつけ)を学校に委ねるようになってしまった結果、

教師が本来の仕事以上のことを背負わされているのです。



かつては、学校で教師に叱られれば「それはお前が悪いからだ」と

親に言われることが日常でした。


しかし今は、叱られたことに対して「うちの子にそんなことを言うなんて!」と

学校にクレームを入れる保護者も少なくありません。


それは、親バカではなく、バカ親です。


その結果、教師は慎重になりすぎて叱ることができず、

生徒は「何をしても大丈夫」という感覚を持ちやすくなってしまいます。


しかし、社会に出れば、理不尽なこともあれば、

叱られることもあります。


それを学校で経験できなければ、

社会に出た時に苦しむのは子どもたち自身です。



本来、学校と家庭は二つの車輪のようなものですよね。


どちらか一方に過度な負担がかかれば、

うまく前に進めなくなります。


大抵の場合、子供は親の姿を見て育つので、

心が子供のままの親を見て育つ子は。。。。


この連鎖はかなり昔から続いています。


ということは。。。。


これが全てではありませんが、

世の中のこの変な風潮のしわ寄せが最前線で顔晴っている教師の方々に

相当な負荷がかかっています。


そして、神戸市は来年8月までに部活動を終了し、

地域移行すると発表しています。



それに対して「部活動を無くすなんて!」という声もありますが、

担当している教師は、土日も指導して手当もわずかで、、、となると

簡単に反対の声も上げられませんよね。



今日は、いつもの違う内容でしたが

単に”これも時代の流れ”と片づけずに一人一人が向き合う問題として

考えていきたいですね。



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by hal-min | 2025-03-04 21:33 | こころ | Trackback


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