12日夜、久しぶりに友人とご飯を食べに行きました。
いい気分で帰ってきてハルとミンミ(私の飼っている犬)と
ハグハグして遊んでいると小さな声で後ろから
『お母さん・・・どこ?』という声。
霊と接触した時の独特な体中に走る寒気のような感じ。
もしかして・・と思って後ろを見たら小さい女の子の霊でした。
今日くらいゆっくりさせてよ〜と思いましたが、
霊も人間と同じで違うのは肉体があるかないかだけの違い。
一度会ってしまったら放っておく訳にはいかず、
犬をしまって別の部屋に行き、女の子の霊とお話しました。
私が『お母さんを探してるの?なぜ一人で彷徨ってるの?』と
問いかけるとどうやら彼女は数年前に交通事故(即死)であの世に
行く事が理解出来ずお母さんを探し続けているようです。
こういうのを見ると私はいつも胸が締め付けられる思いになります。
彼女は小学校3年生くらいで産まれた時には父親はすでに家におらず、
母親と二人で暮らしていたそうです。
お母さんが好きで好きでたまらず、いつも仕事から帰ってきた母親を
玄関で『おかえりぃ〜』を言うのが毎日の楽しみだったそうです。
それからお母さんの自慢話をたくさん私にしてくれ、
心を開いてくれるようになりました。
とても素直でやさいい子です。
でも辛いですがきちっと説明しなければこの子は
ずっと彷徨い続けなければなりません。
あなたはここ(この世)にいては苦しみ続ける、
成仏するとお母さんを見付けられる、
成仏すると大好きなお母さんを見守ってあげることができる。
だからこの世にいてはならない。って。
大人の霊はこの段階で殆どは分かってくれますが今回は子供。
今までたくさんの子供の霊に成仏してもらいましたが、
ここからが必ずといっていいほど、
胸がギュ〜っとなる場面に遭遇します。
ある程度説明をすると理解をしてくれ、
天国(あの世)に旅立つ心の準備をします。
そして私が光に導く瞬間に子供の霊は、急に怖がり
逃げ出したり、気配を消したり、泣いてしまいます。
今回の女の子は泣きました。
子供の霊の浄霊で一番辛い場面です。
もう一度詳しく説明し、安心させるために
強く強く抱きしめます。
やがて泣き止み、ホンワカした顔になります。
これが『天国にいきます』という合図です。
この瞬間に私の中に取り込み、
お別れの言葉(内緒)を彼女に伝え一気に光へ導きます。
私の身体から抜ける最後の瞬間に『ありがあとう。お母さんを見付けるね』
と一言残し、ス〜っと光に吸い込まれていきます。
彼女が上がったのを確認したら光を閉じてお経を唱えます。
これで浄霊は終わりなのですが、少し心配なので(成仏すると心配ご無用
なのですが)成仏した彼女ともう一度コンタクトを取り、
『お母さんいた?ここ(あの世)は怖くない?大丈夫?』と
確認します。彼女のニコニコした顔を見れば
答えを聞く必要はありません。本当のお別れです。
いままで数えきれないくらい浄霊を行ってきましたが
子供の浄霊は何度しても涙、涙です。
成仏してくれてよかった、いっぱいお話してくれてありがとう、
お別れは寂しいけど良かったね・・などの感情が入り交じります。
本当に霊も愛おしいです。
今日のブログは彼女の浄霊が終わってから書きました。
浄霊は確かに体力を相当消耗します。
でもあのニコニコした笑顔を見たらすぐに回復です。
今日も一日幸せ!ありがとう!
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