6/18 食(しょっく)

お漬け物。
おみそ汁。
焼き魚。
ご飯。
煮物。
焼き物。
中には苦手なものがあっても、
お母さんが一生懸命作ってくれたご飯は
残せない。
残しても『もったいない!』と叱られた。

今は手軽に24時間いつでも好きなものが食べられる。
非常に便利。
非常に楽。
冷凍食品も選び放題。
コンビニの弁当は賞味期限までに売れ残ると
廃棄処分。
ファーストフード店やレストランでも
『ごちそうさま』も言わず席を立つ。
テーブルの皿には食べ残し。
店員は食べ残しをゴミ箱へ。

これが毎日毎日繰り返されています。
残された魚や肉、野菜。賞味期限切れで廃棄される魚や肉、野菜。
この鳥や牛や豚、魚、野菜は何のために生まれてきたんだろう。

人が生きる為に肉体と命を捧げているのに、
その一部もしくは丸ごと捨てられる。

これが豊かといえる?
物質的には豊かに見えても心はどんどん貧しくなっていく。

便利、楽、利益、を追求した結果、代償は必ずある。
キレる子供が増えているのもその一例。

デコボコしてぐにゃっと曲がったきゅうりより、
まっすぐでツルツルピカピカのきゅうりの方が見栄えはいいけど、
虫は食べない。虫は正直。
でも売れるからツルツルピカピカきゅうりを作る。

ファーストフード店もレストランも社会には必要です。
しかし、添加物や着色料まみれの食材で子供の舌を麻痺させて
しまうことは文化を狂わせてしまいます。

『おいしいハンバーガーのこわい話』という本にも書いていますが、
給食を変えたら学校が変わった!というくらい食べ物は心にも
影響してきます。

お子様がおられるご家庭の方、
一人暮らしの方、
手間かも分かりませんが、手間をかけてでも
是非、『食』を見直してみてください。

お漬け物。
おみそ汁。
魚。
ご飯。
煮物。
焼き物。
おじいちゃん、おばあちゃんがお父さん、お母さんに
与えていた物が日本人に合った食べ物です。
難しく考える必要はありません。
和食です。

手を合わせて『いただきます』。
手を合わせて『ごちそうさま』。
お箸を正しく持つ。
和の食。
すばらしい文化じゃないですか。

この文化を守ることも私たちのカルマかも知れません。
食も心を育み(はぐくみ)ます。
今回は霊や心といったテーマから大きく外れたように見えますが、
最後は繋がります。

・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・
食を見直すのにオススメの本。
『おいしいハンバーガーのこわい話』
食品のカラクリ—驚異のフードマジックそうだったのかこの食べ物! など。

是非、お子様と、ご夫婦で、彼氏彼女で、自分自身で今一度
食について考えてみてはいかがでしょうか。
・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・

6/18   食(しょっく)_c0111102_13473980.gif
by hal-min | 2007-06-18 00:01 | こころ


<< 6/19 海(そこ) 6/17 やっちゃんへ(わ... >>