9/11 おばあちゃん1(おばあちゃん)

私が幼い頃から両親のいうことを聞かずに
悪さをしてばかりいると叩かれました。
口答えするとビシバシにされました。
(今思えば当然ですが・・)
何をするにも反対されたり
否定されました。
両親に対する憎しみや嫌悪感が成人になるにつれて
増していきました。

友達の家に生まれたらこんな嫌な思いを
せずにいられるのに・・と何度も思いました。

前にも書いたように、そんなことがあってから
、特に10代になって変な方向に進んでしまいました。

でもそんな中でも一つだけ私がホッとできる人がいました。
おばあちゃん(母方の)です。
何があっても味方になってくれました。
実家からおばあちゃんの家は近かったので
毎晩のように私に会いにきてくれました。

小学生の時、両親にコテンパンにされて逃げ出して
おばあちゃんの家に逃げ込んで震えながら隠れていて、
その後両親が探しに来ると、
『あの子は来てないで。たぶんこっちに探しに来てる
間にもう戻ってるんとちがうか?』とおばあちゃんは
言ってくれて、すぐに『今からお父ちゃんらが帰るから
お前は一足先に帰ってるんやで。あとでおばあちゃんが
行ったるから』とこんなことが何度もありました。

中学や高校生になって嫌なことがあって
サボっておばあちゃんの家にいました。
『サボるんは良くないけど、たまにはこんな時もあっていいやろ。
うち(私)は孫と話ができる時間が増えたと思うて
嬉しいわ。はっはっは』といつも笑っていました。

でも年々笑っているシワが増えて深くなっている。
身体も気のせいか段々小さくなってきている。
おばあちゃんといると楽しいんだけど、
少し寂しい気持ちにもなってきました。

そんなおばあちゃんは今年で86歳。
今でも2〜3日に一度会いにいっています。
身体も少々弱ってきて口に出す言葉も
段々弱気になってきています。

ここ最近、心配しかねた両親がおばあちゃんを
私の実家で面倒を見ています。
私が行くと昔、私が両親から逃げておばあちゃんが
かくまってくれという図式はもうどこにも見当たりません。

私が両親と和解して良好な関係になってから
両親とおばあちゃんの関係もさらによくなりました。

でも昨夜一つ重要なことを見落としていたことに
気付きました。
私はおばあちゃんに甘えっぱなしでした。

今夜実家に帰っておばあちゃんに会って
大事なことを伝えてきます。
その後のことはまたここで報告したいと思います。

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by hal-min | 2007-09-11 10:44 | こころ


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