『朝星夜星(あさぼしよぼし)』。
小さい頃、両親でもないし誰か忘れましたが
そんな言葉を何度も聞いた記憶があります。
朝、星が出ている時間から働きに出て、
夜、星が出るまで働くといった意味だったと思います。
(間違っていたらごめんなさい)
そう言えばそんな言葉って最近聞きません。
もともと農耕民族の我々の祖先は田畑を耕したりしていて
きれいな空のもとせっせと働いていて休憩のたびに空を眺めたり
していたんだと思います。
そして辺りが暗くなってきて星が出て来たら
家に帰っていたんでしょうね。
時代が変わっても『朝星夜星』の方はたくさんいらっしゃると思います。
でも休憩するときや仕事中は建物の中だったり、
情報の量が劇的に増えたり、様々な分野で技術が猛スピードで
進むなか、仕事に追われ、時間に追われ、
ストレスも増えて、一日24時間では足りないような
時代になってきて、星も見る余裕もないような
忙しい時代になっているのも『朝星夜星』という言葉を
聞かなくなった原因の一つかなぁと思ったりします。
環境や食文化も変わっていき、
農耕民族の特徴が薄れていっているように思います。
そうはいってもこうしている間にも社会の動きは
どんどん進んでいっています。
お仕事を頑張っていらっしゃる皆様、
家庭を守っていらっしゃる皆様、
子育てで奮闘中(?)の皆様、
全ての皆様、身も心も忙しくて大変だと思います。
本当にご苦労様です。
今日も一日本当にご苦労様です。
『朝星夜星』・・・先人達が残してくれた言葉は
現在の私たちへのプレゼントかもしれません。
今、そのプレゼントが入っている箱を開けてみるような
時期ではないでしょうか。
働く時は一生懸命働いて、休むときは身も心も
芯からゆっくり休んでみませんか。
どうかあなたのペースを守ってください。
あなたの人生の主人公は他のだれでもないあなたです。
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