２／２６ 操り人形（ならない）

自分の考えや思っていることを
批判や中傷されたり、
自分の生き方や人生観を否定されると、
人はそんなことをする者を『侵入者』とみなします。

「人の心にズカズカと土足で入り込んで
なんてひどい奴だ！」
「私の心をこんなに傷つけたあいつは最低だ！」
このように『敵』もしくは『侵入者』と判断し、
心で責めます。

そしてエゴが耳元でささやきます。
『もっと責めろ！あいつを責めることがお前自身を守るんだよ』
『相手を責めると気が晴れるぞ』
『守る事とは責めることだ』
『許すなんて弱者のすることだ。裁いて責めた方が
楽なんだぜ』
こんなことを耳元でささやきます。
しかも言葉巧みに、巧妙に、悪徳セールスマンのように。

このエゴのセールストークに耳を傾けると
心も傾きます。
心が傾くと憎しみ、嫉妬、疑い、憎悪、嫌悪感、
暗黒、裁くことに満たされ、
そしてエゴにコントロールされてしまいます。

すると気の巡りが悪化し、やがて肉体にも影響します。
頭痛、呼吸器系の衰弱、身体あらゆる部分の痛み、
倦怠感、昼夜逆転、すぐに疲れる・・・・など。

そして憑依体質になったり、悪夢にうなされるようになり、
人相までもが変わってしまい、
やがてエゴのマリオネット（あやつり人形）になってしまいます。

しかし、誰もが好き好んでエゴのマリオネットになんか
なりたくもありません。

本当のあなたはマリオネットのあなたではありません。
本来のあなたは笑顔に満ちあふれて
心から幸せだと感じ、生きていることに喜びを感じ、
あふれた喜びや感動を人に与えている。
その姿こそ望むべき自分自身であり、本来の自分自身なのです。

操り人形の糸を断ち切るためには、『ある道具』が必要となります。
その道具はエゴの声、操る糸を断ち切り、
あなたの心を犯そうとした者を侵入者とみなさず、
『あの人は自分の欠点を教えてくれている教師なんだ。
それを教えてくれてありがとう』と思うようになり、
侵入者を裁くことがなくなり、
心が穏やかで平和で本来の自分を取り戻します。

その道具とは『ゆるし』です。

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