蚫(あわび)の片思いということわざがあります。
意味を調べると
【アワビの殻は二枚貝の片側だけで、
いつももう片方の貝を求めているということから、
一方からだけ恋い慕うこと/片思い。】と書いてありました。
私たちは幸福に対しても【アワビの片思い】でしょうか。
何気なく迎える朝。
何もしなくても迎える夜。
いつも会える人がいる。
『また明日ね』と言って次の日普通に会える。
このような当たり前になっていることが
実は奇跡的で幸せなことではないでしょうか。
しかしこれらを当たり前と思ってしまうと
幸せのベースを見失い、目先の刺激が欲しくなり
劇的な変化を求めてしまいます。
それらは決して悪い事ではありません。
しかし人の欲には際限がなくなってしまうときがあります。
上を目指したり、目標に向かって『なにくそ』という
思いも大切です。
でも日々の何気ないことこそ幸せのベースになっている
ということを忘れないで生きていきたい。
普通に呼吸している。
頼んでもいないのに心臓が動いている。
楽しみにしろ嫌にしろ次の日(太陽)を浴びることができる。
春が訪れるとなんだかココロがほんわかする。
夏の暑さを感じる。
秋の切なさも感じることができる。
冬を寒いと感じることができる。
当たり前は当たり前ではない。
当たり前と思っていることこそ
幸せの礎(いしずえ/土台)。
生きていることこそ幸せの礎。
生かせていただけることに感謝。
全てに感謝!
私たちは幸せに対する蚫(あわび)の片思いじゃない。
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