5/16 まめマン(じぶんのぶんしん)

何歳くらいの頃かなぁ。
たぶん5歳か6歳だったかなぁ。
ヒーローって強くてカッコ良くて、
必ず困った時に助けてくれるものだと
思っていました。
テレビではヒーローものを見ていたし
ばあちゃんは水戸黄門とか見ていた。
必ずいつものパターンでいつもの勝ち方。
テレビとかでヒーロー=強い、勝つ。といった
図式が知らず知らずのうちに刷り込まれていたんでしょうね。

なぜこんな話になったかというと
5歳か6歳のころから10歳頃まで私の
夢によく出て来たヒーロー(といっていいのかどうか。。。)
のことを思い出したからです。
テレビに出てくるようなカッコ良い姿ではなく、
何かに追いかけられていたり、
何かに襲われそうになったときに一応は助けにきてくれる
のですが、いつも途中で帰ってしまう
『助けてくれないヒーロー』です。
何度も何度も夢に出て来たのを憶えています。
私はそんなセコいヒーローに名前をつけました。
『まめマン』です。

まめマンのことを思い出したのって10数年ぶりでしたので
思わず笑ってしまいそうになりました。
その姿を憶えていたのでパソコンで、
たしかこんな感じだったよなぁとブツブツいいながら
合間合間に書いてみました。
これが『まめマン』です。
5/16   まめマン(じぶんのぶんしん)_c0111102_283227.gif
とにかく弱い。
自分より強そうだったら助けてくれず、すぐに置き去りにして
逃げてしまいます。
声はすっごく低くてガラガラ声でした。
まめマンが夢に出て来た寝起きはとてもしんどかったです。

なぜまめマンを思い出したんだろ。。。
きっと意味があるはず。
するとあることに気付きました。

まめマンはすぐに逃げ出す。
嫌なことと向き合おうとしない。
弱い奴には強い。
強い奴には弱い。。。
あれ?それって当時の僕じゃないかって。
まめマンは実はまめマンじゃなくて、
当時の自分の思いがつくり出した僕自身。

そんな自分自身を認めるのが嫌で
無意識にまめマンにすり替えた。
そんなまめマンに次第に嫌悪感を持っていった。
当然まめマンは自分自身の分身だから
比例して自分自身にも嫌悪感を持つ。
それは自分を責めること。
人を責めること。
人のせいにすること。

ハッ!?全て繋がった!

今はまめマンを思い出しても嫌悪感も何もない。
反対に愛おしく思う。

まだまだ成長の『せ』の字もできてないかも知れないけど、
そんな気付きをもたらすために思い出すという形で
まめマンは現れたんだということ。

つまり本当のヒーローは誰もが自分自身ということ。
時には人の助けも必要。
でも意識改革するかしないかの決定権は自分自身。
未来を変えようとするかしないか決めるのも
自分自身。

あなたのヒーローは他の誰でもない。
自分自身。

でもまめマン、こうして久しぶりに見ると
なんか可愛いもんじゃないですか。

ありがとう、まめマン。
『時間差の鏡』で当時のことを思い出せてくれて、
気付かせくれて。

やっぱり気付きを与えてくれるために現れたんだ。
意味があったんですね。
もしこれからまめマンが夢に登場しても
あなたを全て受け止めたい。

そんな貴重な長い年月をかけて
教えにきてくれたこと。
感謝です。

まめマン、大好き!

ありがとう。
そして嫌悪感を持っていたことに反省。

まめマン、また現れてね。

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by hal-min | 2008-05-16 02:00 | スピリチュアル


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