今日、中学の時の友人のことをふと思い出しました。
そいつはマキっていいます。
ヤンチャでケンカっ早い奴ですが根はとても良い奴でした。
学校に落書きだらけのラジカセ(しかも当時はオートリバース機能!懐かしい)
を持ってきて
いつもお互いの好きなアーティストの
歌をガンガンかけて一緒に聞いていました。
その時にある女の子が『学校に何を持って来てるん!うるさいから
切ってよ!』とえらい剣幕で
言ってきました。
するとマキは『うるさいんじゃ!今大事に聴いているんやから
お前ら黙っとけ!!!!クソボケ!』と怒鳴ります。
何気ない言葉に聞こえましたが
私は未だにマキのある言葉が忘れられません。
『大事に聴いている』。
普通に聞いていると思ったらマキは大事に聴いているという
言葉がとても強烈に残っています。
いま思えばこれは曲だけではなく
会話にも当てはまるんじゃないかと。。。。
マキは『聞いている』(耳で)のではなく
魂で聴いていたんだなぁと。。
中学卒業以来、マキとは逢っていません。
でも当時マキが私に与えてくれたくれた
ギフトだと時々思います。
今私はこのようなお仕事をさせて頂いています。
当時マキの放った言葉は曲にしろ話にしろ、
『聞く』と『聴く』の違いを教えてくれて
いたんだなぁと思います。
マキ今どうしてるんだろ。
元気かな。
あの時マキは何気なく言った言葉かも知れません。
でも私にしてみればとても衝撃な言葉でした。
あの時素敵な言葉のギフトをありがとう。
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