８／１２ 雑と丁寧（ざつとていねい）

物や道具は大切に大切に使いなさいと言われてきました。
小さい頃はおもちゃもそうですね。
すぐに壊したりすると『大事にしなさい』と
言われたことがあるかと思います。

物などは形があるものですので
丁寧に大事に使えば大切に使われていたか
どうかが目で見て分かります。

では目に見えない『時間』はどうでしょう。
目に見えないものなので結構見落としがちです。

人生の大切で貴重な何ものにも代え難い時間というものを
雑に使っていないでしょうか。
これは非常にもったいない。

例えば嫌な出来事があった場合、ただ単に『運が悪い』
『なんであいつだけ』と思えばその一日は嫌なことがあった
一日で終わってしまいます。
これは物を荒っぽく雑に使うのと似ています。

全ての出来事には意味があります。
この世に無意味は存在しません。
なので嫌な出来事があった場合、
『もしかしたら以前誰かに同じような嫌な思いをさせたのかもしれない、
それを知らせるためにそんなことが起きたんだ。
気を付けよう。そして以前同じような気分にさせた人、ごめんなさい。』
そして『そう思えた自分はすげぇ！』と思います。
そして嫌な出来事が良い出来事に変わってしまいます。

このように同じ出来事でもちょっと角度を変えてみれば
色んな捉え方ができます。
これは物を大切に使うことと似ています。

この世にやって来た貴重な時間。
誰しもその時間に限りはあります。
時間を大切に使いませう。

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