8/22 クスリとリスク(なんでもそう)

薬はくすりと読みます。
クスリとも書きます。
クスリを反対から読むと、リスクになります。
なぜこんなことを書くのかというと、
私は何年も前にうつ病をはじめ、
色んな心の病になったことがありました。
(詳細は以前のいつかのブログにも書いた事がありますので
ここでは割愛させて頂きます。)
(今は心の世界を学んだことで何ともありません。でも
今では貴重な体験をさせていただいたことに感謝です)

霊的なことのみ見えていたらそれでいい。
心の世界(あの世、宇宙のしくみ)などは
後回し。というか関係ないという考えでした。
ある日病院に行った時、うつ病(その前は対人恐怖)と
診断され、そんな自分を受け入れるのが嫌で
処方してもらったクスリを飲むというこは
自分は心の病なんだということを
認めるということ、その病に負けているということを
認めるということだと思い込み
飲むことを拒絶していました。

そして相変わらず心の世界も無視して
薬も飲まなかったので最悪な循環が始まりました。
ある人は『鬱?そんなもん気の持ちようだ』と言い、
ある人は『頑張れ!』と言います。
余計にどん底な気分になりました。

そんな日が長い事続き、もうなんとか
しなきゃと思い、思い切って
『自分はうつ病なんだ!なんとかして克服してやる!』と
強く思うことにしました。

そこまできたらさらに思い切って、それまで拒絶していた
薬を飲んでみることにもチャレンジしてみました。
一時的ですが抗不安剤や抗うつ剤などの効果もあり、
少しは落ち着きを取り戻し、
その間に心の世界の仕組みやからくり、
落とし穴など研究しまくりました。
が、薬が切れると体がダルくなったり、
効いているときは眠気が襲ってきたりすることもありました。
最初は嫌でしたが、これが『副作用』だということを
体験することができました。

不安や憂鬱な気分が軽減されるという効果のかわりに眠気やダルさ
という副作用、つまりリスクです。
このとき思いました。
クスリってリスクがあるからクスリは反対から読むと
リスクって書くのか!って。
ちょっと怖いような気もしましたが
よく考えてみれば何事にもリスクはつきものではないのかということも、
その時体験させていただいたおかげで
いろんな発見がありました。

例えば買い物に行く時や外出する時など
事故に遭うかも分かりません。
好きな服を買って喜ぶという反対側には
先ほどのリスクがあります。
もしかしたら行く途中、大地震が襲ってくるかも
しれません。

何をするにもそうです。
起業した場合、潰れるかもしれないというリスクがあります。
パートナーができたら別れるかもしれないというリスクを背負います。
釣りに行ったら大物を釣る可能性があります。
反面、坊主(なにもつれないこと)の可能性だってあります。
書いたらキリがありませんね。

このようにわたしたちは日々リスクを背負いながら生きています。
そんなスゴいリスクを背負いながら一度も死なずに
こうして生きているじゃないですか!
これってスゴいことだと私は思います。

長くなってしまいましたが、心の病で現在通院されている方で
処方されているお薬を飲みたくないという方が多いのも事実です。
しかしお薬処方されている方には私は飲むのをやめて下さいとは
言いません。
そのようなかにはお薬と上手に付き合いながらメンタル面も
回復していくという方法を選んでいます。

心の病は決して不治の病ではありません。
うつ病などの心の病は『心の風邪』とよく表現されています。
風邪をひいているのです。
風邪はまたひく可能性(リスク)がありますが
予防もできます。
心の風邪も同様です。

リスクがあるのはクスリだけではありません。
『この世にやってきたこと自体、様々なリスクがある。』
まずこれを前提にすることにより、
色んな出来事を受け入れることができ、『なぜこんなことになったんだ』とか
『なぜ自分だけ・・・』という悪循環の思いを
断ち切る事ができやすくなると思います。
すると傷ついた自分自身を責めることも激減します。

何事もリスクはあって当然。
生きていたら何らかのアクシデントがあって当然。
まずはこれらを前提に今の自分自身を
受け入れてあげてください。

母親が赤ちゃんにおっぱいをあげる時、
母親が子供に見返りを求めないのは
『この子が存在してくれていること自体がありがたい』と思うからです。
無償の愛です。
その感情と同じくらい自分自身に対して意識を向けてみて下さい。

きっとあなたの『何か』が動き出します。

一人でも多くの方が光を見付けられますように。

合掌。

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by hal-min | 2008-08-22 23:59 | スピリチュアル


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