１０／１５ 受け身だけ（あらそいのもと）

愛されたり優しくされると嬉しい。
そしてそのようなことにはすぐに
いつでも喜びを感じる準備ができている。
でも愛したり優しくすることに
対しては喜びを感じることに鈍感になってしまう。

そして相手が思い通りにならなかったりした時に
腹が立ってしまう。
もしかしたら『思い通りにさせよう』と
無意識に思っているのかもしれない。
そこには「見返り」というものが潜んでいるからです。

見返りの心が少しでもあると
『あれだけしてあげたのに！』
『がんばって食事作ったのにいらないってどういうことよ！』
『お前らのために仕事を頑張っているのにその態度はなんだ！』
『これだけ頑張ってきたのにその態度は何なんだ！』
と、心の世界で責めます。
もしくは現実世界で責めます。
いずれかの世界で争いが生じます。
短気になってきます。
短気は伝染するので相手も短気になります。

わたし達は人です。
この世を行きて行く為にはたくさんの失敗もします。
迷惑もたくさんかけます。
傷つけることや傷つけられることだってあります。
完璧な人なんていません。

でもほんの少しでも『見返り』や『求める』ことを
手放せることにチャレンジしてみることも価値のあることだと
思います。

一人でも多くの方が手放すことにより
穏やかになりますように。

合掌。

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